オケ

管弦楽団の演奏会。20分ほど遅刻したけれどショスタコーヴィチ交響曲第5番は聴けた。一日労働した後でけっこう疲れてたので寝てしまうかなーと思ってたけど、なんとか一楽章の3分くらいだけで収めることができた(結局寝たんだね)。
いや、しかし管楽器セクションの上手なこと。オーボエとホルンが特にすごかった。弦楽器はセクションソリになると音程がちょっと気になったけど、まあ。

5番は初めて買ったクラシックのCDだった気がする。その前に母親が買った20世紀の名曲集みたいなCDには終楽章だけが入っていて、やけに気に入って何度も聴いていた。
知ってる曲を生で聴くのはおもしろい。

去年の12月に、某大学吹奏楽部の演奏会で5番の4楽章を聴いた。その団体は同じ曲で吹奏楽コンクール全国大会金賞を受賞している。
比べるものじゃないのだろうけれど、オーケストラの演奏の方が数十倍素敵だった。数倍じゃないよ、数十倍だよ。


大学の吹奏楽団にいたときに幸せだったことのひとつとして、有名な管弦楽曲の編曲ものをやらずに済んだことが挙げられるだろう。去年のコンクールも自由曲はほとんど吹かなかったし(あの曲じゃなかったら打楽器に回らなかったかもしれない。ローマとかだったら降りるって言い張ったかもしれない)。


今日のコンサートには、チェレスタもハープもいたしコントラファゴットもいた。最初は「さすが管弦は金あるなー」と思ったけど、聴いて分かった。いるのが当然なんだ。チェレスタやハープをピアノや他の鍵盤楽器で代用することは不可能だ。
どうしてこんなことが今まで分からなかったんだろう。