変な時計

時計の長針と短針は、その名の通り、長さが異なっている。普通、長い方が短い方よりも12倍の速さで進む。以降は、長針のことを「分針」、短針のことを「時針」と呼ぶ。


1. 分針と時針が同じ長さ・見た目で、一瞬見ただけでは2つの針の区別が付かない時計がある。ただし、しばらく見続けていれば、針の動く速さの違いによって、見分けが付く。


2. 時針と分針が、同じ長さ・見た目で、文字盤の中点について対称である時計がある。2つの針のどちらが時針でどちらが分針か区別できない上に、針のどちら側が時刻を指し示しているかも分からない。


上の文章で、それぞれの時計をイメージできただろうか。
1の時計では、たとえば、「6時00分」ははっきり分かるが、「1時31分」と「6時07分」は区別が付きにくい。
2の時計では、「0時00分」と「6時00分」の区別ができない。
これらの時計の見え方について考えるのは、なかなか面白い。時間がたつのも忘れるほどだ(誇張表現)。