アンサンブル音楽三昧コンサート2007

昨年に引き続き、今年も聴いてきました。古楽器によるバッハの演奏会。昨年書いたレポートがわりといい感じなので、そちらも参考にどうぞ。
どの曲もよかったのですが、イタリア協奏曲の第3楽章と、アンコールで演奏されたコラール*1が特に素敵でした。幸せな気持ちになりました。


チェンバロの音色は、本当に魅力的です。大きな音が出ないところがいいのかな、と思いました。他の楽器(ヴァイオリン・チェロ・コントラバス・フルートなど)は基本的にレガートで演奏しますが、チェンバロは持続音が出ないので常にスタッカートという感じの音形です。その対比も面白く思いました。


ところで、リコーダーの最高音付近を出すときに、腿で楽器の底部をふさぐという奏法があるのですが、これを実演で見たのは初めてだったかもしれません。
リコーダーやフラウト・トラヴェルソは、モダンフルートと比較するとどうしても操作性や音の安定感は劣るようなのですが、その音色は、それらの欠点を補うに十分な魅力を持っていると感じました。あのアンサンブルの中にモダンフルートがいたら、少し異質だっただろうと思います。


http://www2u.biglobe.ne.jp/~zammai/27_2007_Bach.html

*1:『私たちが本当に苦しいときに』のようなタイトルだったと思う。よく覚えてない。