身分

これは今日のうちに書いてしまわなければいけない。なぜかというと、明日の日付でこの話題を発表すると、たちの悪い冗談だと誤解されるかもしれないからだ。
明日から「学生」ではなくなる。もう半年以上前から気持ちは学生じゃなかったけど、一応は大学に籍を置いていた。その期限が今日。今後は学生を名乗るわけにはいかなくなる。
いま、身分こそフリーターと呼ばれる立場ではあるけれど、気分は学校に行っていたころよりも晴れているようだ。去年の秋口に始めたバイトもようやく慣れて、店にとって必要なコマとして働けている。(自分にとっては)意義のある仕事じゃないし、やりたいことでもないけれど、とにかく、必要とされている感覚はありがたい。働きさえすればお金ももらえる。当たり前のことかもしれないけど、これもありがたい。
大学に行けなくなっていたころのことを考えてみる。あのころは、動くことよりも考えることの方が重要になっていた。とりあえず動いてみよう、という気持ちが必要だったんだと思う。
これからの一年間は、あまり考えないでいようと思う。目の前にあるルーティンワークで一杯になっていようと思う。そうするなかで、運がよければなにか面白いことが起きるかもしれない。起きないかもしれないけれど、とにかく動いていようと思う。